2026年シナイ山巡礼ツアー

シナイ山巡礼ツアー

2026年2月20日(金)～2月27日(金)





ジャバル・ムーサとして知られるシナイの聖なる山頂はモーセが神から十戒を授かった場所です。ここには、より大きなユスティニアヌスの聖堂跡に囲まれた「至高の神の礼拝堂」があり、さらに「モーセの岩」とモスクがあります。山頂は標高2,285メートルで、修道院からは2つのルートで登山できます。古い方の道は6世紀につくられた「懺悔の階段」で、3,750段が頂上まで続いています。19世紀半ばにアッバース・パシャ1世がより長距離で登りが緩やかなラクダ道をつくり、最後の750段は「懺悔の階段」に合流します。

聖処女修道院（Monastery of the Holy Virgin）に関する最古の記述に深く浸ることになります。「燃える柴」での神の啓示は、処女マリアと受肉の型と見なされていたからです。修道院はまた、聖なる預言者モーセとエリヤに捧げられています。彼らは二人ともこの山を訪れ、キリストの変容の際に彼と話しました。最近では、聖カタリナ修道院として知られています。修道院は以前の神聖さを失うことなく、現在もこの名前で呼ばれています。

聖カタリナ修道院での5日間リトリート中、お祈りに入ります。「聖なる柴の礼拝堂」は修道院の中で最も古く、シナイの隠遁者たちの共同体が最初に集ったのもこのあたりでした。この柴については西暦383～384年にシナイに来た修道女エゲリアによって言及されています。この礼拝堂は大バシリカ（聖堂）の東の端にあります。巡礼者たちは、モーセに伝えられた神の命に従い、この最も神聖な場所に靴を脱いで入ります。

モーセが神から律法を授かった場所、ジャバル・ムーサとしても知られるシナイの聖なる頂に登ると、至高の神秘主義と霊的なつながりに足を踏み入れます。天使が聖カタリナの遺体を運んだとされる聖カタリナ山の頂に登ります。

1日目　2月20日(金)
国際線でエジプトに到着、国内線でシャルム・エル・シェイクへ
世界最古のキリスト教修道院、聖カタリナ修道院にてリトリート宿泊

南シナイの中心には聖カタリナ修道院があり、18世紀以上にわたって精神的・文化的地位を守り続けています。修道院には昔と変わらず、世界中から巡礼者や訪問者が足を運び、昨今の大きく変化した状況下でも、古くからの奉仕活動を続けようと努力しています。花崗岩の山々と砂漠地帯の風景が広がる南シナイ山地には、宗教的・歴史的に重要な意味を持つ狭い谷や小さなオアシスもあります。これらの遺跡は、修道院運動の黎明期から近年までの、イスラエルの子供たちの40年間の寄留や、シナイの修行者たちの禁欲的な苦行と関連しています。シナイの聖なる修道院は、十戒の山であるホレブ山のふもとにあります。修道院の向かいの谷は、イスラエルの子供たちがキャンプを張った伝統的な場所です。現在のカトリーヌ村はここにあります。

「燃える柴」とエテロの井戸の周辺に建てられた修道院群は、何世紀にもわたって発展してきました。修道院の大聖堂は9つの礼拝堂と鐘楼に囲まれており、それ以外にも12の礼拝堂があります。聖ヘレナの塔に隣接して、大司教の住居と「生命を与える泉」の礼拝堂があります。西側には巡礼者用の宿泊施設があり、北側には管理事務所があります。東側には古いパン工房と食堂があり、複数の独居房があります。1951年に完成した南棟には、図書館、イコン（聖像画）保管室、セミナー室、その他の作業場や独居房があります。

ユスティニアヌスの要塞の西側には、修道院の庭園、墓地、納骨堂、その他の建造物があります。ここから、巡礼者をシナイ山の頂上、聖カタリナ山（キャサリン山）の頂上、聖ガラクテオンとエピステメの隠遁所へと導く道が始まります。この地域には、数多くの礼拝堂、庭園、隠遁所もあります。









2日目　2月21日(土)
聖カタリナ修道院にてリトリート宿泊、「燃える柴」を訪問、モーセの泉、モスク、ムハンマドの勅許状、聖カタリナ
モーセのもとへ燃える柴の中に現れた神、そして十戒

40歳の時、モーセはファラオから逃れるために荒野に逃れ、ミディアンの地にやって来ました。ここで彼は、神の祭司エテロに出会い、彼の娘チッポラと結婚しました。二人の間には二人の息子がいました。「モーセは長男をゲルショムと名づけた。『私は異国にいる寄留者だ』と言ったからである。」（出エジプト記 2章22節）そして「次男を『神は私の助け』という意味のエリエゼルと名づけた。『父なる神は私の助けであり、パロの剣から私を救われた』と言ったからである。」（出エジプト記 18章4節）この地で神は「燃える柴」の中に現れ、モーセは十戒と律法のすべてを受け取りました。

「聖なる柴の礼拝堂」は修道院の中で最も古く、シナイの修行者たちの共同体が最初に集ったのもこのあたりでした。この柴については西暦383～384年にシナイに来た修道女エゲリアによって言及されています。この礼拝堂は大バシリカ（聖堂）の東の端にあります。巡礼者たちは、モーセに伝えられた神の命に従い、この最も神聖な場所に靴を脱いで入ります。

シナイの聖なる修道院に与えられたムハンマドの勅許状 
ヒジュラ2年目、西暦623に相当する年、シナイからの代表団がムハンマドからの保護状を要求しました。これは、彼がその文書に手形をつけたことにより承認されました。この保護状は、アラビア語で 「義務 」を意味するahdと 「文書、証書」を意味するnameから、Ahtinameとして知られています。この文書は、修道院の保護と、キリスト教徒とイスラム教徒の間の平和を確保する手段として役立ってきました。

聖書（出エジプト記2章15~22節）に記されているように、モーセがエテロの7人の娘と出会ったモーセの井戸。この井戸水は、現在もポンプによって住民に利用されています。

モスクは修道院の中にあり、カトリコンのすぐ西側にあります。11世紀に改築されました。もともとは修道院の食堂として使われていました（6世紀から）。この建物は3つの部分から成り、大きなアーチ型の開口部によって3つの部分を行き来できるようになっています。最近の改修工事で、アーチの頂点に刻まれた十字架が漆喰の下から発見されました。

聖カタリナは3世紀末にアレクサンドリアで生まれ、哲学、修辞学、詩学、音楽、数学、天文学、医学の教育を受けました。彼女はその美しさ、貴族の生まれ、幅広い学識で有名でした。結婚の申し出をすべて拒否した彼女は、辺境の砂漠に住んでいたキリスト教の隠者を通してキリスト教に改宗し、キリストを自分の魂の真の花婿としました。4世紀初頭のマクセンティウスの迫害の中で、彼女はキリストへの信仰を告白し、偶像崇拝を非難しました。皇帝は彼女と議論するために50人の修辞学者を任命しましたが、彼女のキリスト教の説明は非常にすばらしく、異教を徹底的に非難したため、彼ら自身もキリスト教に改宗しました。聖カタリナは、皇帝のあらゆる要求、脅迫、拷問に抵抗し、ついにその信仰のゆえに斬首されました。彼女の思い出は11月25日に祝われます。









3日目　2月22日(日)　
ラクダのキャラバンと共にシナイ山の聖なる頂に登る

シナイの聖なる山頂までは5時間から7時間かかります。登山道は、伝統的なルート（6世紀）と、新しいルート（19世紀）の2種類があり、聖なる修道院の北東側から登ります。一つ目の「階段の道」はすぐに登れますが、急で大変な道のりです。全長の大半は急な階段で構成されています。2つ目のラクダの道は、長いですが緩やかで、徒歩でも登ることができます。しかし、そのほとんどの行程をラクダを使って登ることができ、彼らは聖なる修道院の外で常に待機しています。

4日目　2月23日(月)
ラクダのキャラバンによる聖カタリナ山の登頂
天使と聖カタリナの崇敬

殉教後、天使たちは聖カタリナ山の頂上まで聖カタリナの遺体を運び、シナイの聖修道院のカトリコンに移されるまでそこに安置されました。ここで聖体は甘い香りを放ち続け、今日に至るまで多くの奇跡が起こされています。聖カタリナへの崇敬は、特に11世紀初頭にシメオン・ペンタグロセスによって聖カタリナの聖体がルーアンに移された後、西洋全土に広まりました。聖カタリナ山はシナイ半島で最も高い山で、標高は2,646mに達します。40人の殉教者の礼拝堂（アーバイン）から登り始め、そこから頂上まで4時間かかります。頂上には聖カタリナ礼拝堂があり、2つの独房と巡礼者用の小さな炊事場が隣接しています。頂上からは、紅海と遠くエジプト本土の山々を眺めることができます。









5日目　2月24日(火)
世界最古の修道院、聖カタリナ修道院にてお祈りと振り返り
禁欲主義と真実

物質的な果実の乏しい砂漠には、霊性の果実が豊かに実ります。こうした霊性の果実は、4世紀からシナイ砂漠で栄えました。都市が砂漠となり、砂漠が都市となったのが4世紀と言われています。その頃から、聖女ヘレナの支援によって設立された「燃える柴」の場所や、聖女マリアに捧げられた礼拝堂に修行者たちが集まり、困窮にも破壊にも耐えてきました。









6日目　2月25日(水)
ベドウィン村文化訪問と、世界最古の修道院、聖カタリナ修道院での星空観察
異文化・他宗教間の世界平和

南シナイ地域に住む6つの部族のうち、ジェベリヤ族は最も古く、6世紀にユスティニアヌス帝が修道院に派遣した衛兵の子孫であるため、修道院と最も密接な関係にあります。ジェベリヤ族は、セリムの子孫、エンブまたはウヘンバトの子孫、ヘメントの子孫、ンジンティの子孫の4つの家系に分かれています。

7日目　2月26日(木)
グレートピラミッド　貸切VIP訪問
神の家

聖カタリナ修道院を出発、カイロ空港へ移動し、ノボテル・カイロへ。夕方、大ピラミッド（王の間、王妃の間、地下の間）へのVIP訪問を体験していただきます。所要時間：2時間
グレートピラミッドには、私たち人間の意識を再生し、既存の知性システムや心理学的プログラミングを超えた、より大きな善なる知性の複雑かつ神聖な生態系を知覚して、それと同調するためのアーク・ライブラリー（保管記録）が納められています。最も初期の古代エジプト人は、その神聖な生態系と調和した有史以前を保存・保全するために建設しました。ピラミッド・フィールドは有史以前の遺産であり、謎を秘めた建築物です。アトランティスまたはムートのリセットを超えて人類の生存を守る力を持つ、高度で複雑なテクノロジー、建築、アーク（箱舟）です。その地理的配置と天才的な設計は、歳差運動における重要な配列の期間に進行する大変動のシフトを安定させます。








8日目　2月27日(金)
カイロ空港を出発
Bon Voyage